ウナリの実験2010年05月11日 01時15分05秒

最近は心地よい音ってなんだろう?という機会に触れたのでちょっと考えてみました。

音楽でからなず耳にするのが和音。それは、たとえば「ド」の音であっても単純に一つの周波数だけではなく、倍音(高調波)が含まれています。Cメジャーはドミソの音階で構成されますが、これが心地よく聞こえるのは高調波成分に一致するものが多いからです。

この一致する部分が少しずれるとうなりが発生してにごってきます。

手元に2つの基準音源があったので同時に発生させて聞いてみるとよくわかります。市販されている音源は1HZステップで調律できる機能があるのでわざとずらすと、ずらした分だけの「うねり」がはっきりと耳で聞こえます。

この「うねり」は実際には音が大きくなったり小さくなったりの周期で長い周期なら気にならないものの、数HZもあると不快です。 写真はKORGのものですが、同じ周波数に合わせても、約0.1HZ(10秒周期で)ほどのうなりを感じることができました。

ちなみに音叉は440HZから少しずれていました(笑)